どうして髪が痛まない?タンパク質におけるベルジュバンスの作用
前回はベルジュバンスにおけるpHの作用とデトックスの仕組みについてお話させていただきました。
今回は、なぜベルジュバンスだと傷まないのか?というお話を髪や皮膚の元となるタンパク質のことも絡めてお話しさせていただきます。
前回、人間の皮膚のpHはpH5.0であると言いました。これを生理学的中性点といい生理機能が最も活発に働く点であると説明いたしました。
この皮膚や髪の元となっているタンパク質には酸性に強くアルカリ性に弱いという性質があります。元々アルカリ性に弱い性質があるので、アルカリ性のものを皮膚につけ続けると弱っていってしまうんですよね・・・
そして酸性側では殺菌作用や酸膨潤作用が、アルカリ側では腐敗やアルカリ膨潤作用が働きます。
しかし、酸性ならどこまでも強いかと言ったらそうではありません。「適正酸度」って言って皮膚における適切な酸性度合いが決まっているんです。
pH5.0からpH3.5までを適正酸度というのですが。この数値内では適度な殺菌作用と適度な酸膨潤作用がおきます。
強すぎる酸は危険なんですよね・・・ほら?電車内で硫酸をかけるって事件もあったじゃないですか?
とまあこんな感じで弱酸性であるという事は皮膚と髪を傷めないということがこれでわかると思います。
でもここで気になるワードがあったと思うんですよ。酸膨潤?アルカリ膨潤?
答えは簡単です。どちらがついても水分が体に含まれるわけですから膨らむよって事なんです。お風呂に入ると皮膚がふやけるアレですよね。
しかし同じ膨潤作用でも内容は全く異なります。皮膚の再生機能によってどちらも元通りになろうとしますがアルカリ膨潤をした場合、タンパク質が弱ってしまっているので再生機能が衰えてしまいます。
適正酸度内の弱酸性での酸膨潤の場合ではタンパク質に強い性質が働き、角質の列を整えて程よい水分を残しつつ元の形状に戻っていくので前よりも綺麗な形で終わることが出来ます。
このように、弱酸性のベルジュバンスのヘアエステでは前回言ったデトックスと皮膚や髪を綺麗なまま保つ仕組みを理論として行っています。
もちろん細かいことを言えばまだまだ色んな仕組みがあるわけなのですが、このことを理解して頂ければ定期的にヘアエステをする意義や、周りの大切な人にオススメしてもらいたい理由がわかっていただけると思います。
ベルジュバンスで綺麗で若々しく保っていきましょう!